おい、たなか知ってるか

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東北大学 工学部 材料系 研究は山登りに例えられるけども…

 

こんにちは!

 

お世話になっております、コジです。

 

 

 

 

よく私たちの授業をされる材料系の先生は、研究を山登りに例えられます

 

ある先生(教授)が授業中におっしゃったことには、

 

P先生:

材料系の研究に関わらず言えることだと思うけど、研究は山登りのようなものだと思います。

研究には頂上のような到達点があって、そこに向かって孤独にただひたすら歩みを進める。

けれど、途中で道に迷って同じところをぐるぐる回ったり、山を下りてしまう人もいる。

それでも何とか頂上に到達して、顔を上げると、そこにはまだ誰も見たことのない世界が広がっていて、そして、さらに高いところに次の頂上が見えるんです。

 

 

なんとなく、「研究は大変だ」ということはお分かりいただけると思います。

 

 

これを聞いていて、私が思った、

「研究に限ったことではないよね。それに、ハイキングも、トレッキングもヒルクライムも場合によっては同じ表現ができそう、小さい子が砂山に登るときも同じことを考えるね。」(´・ω・`)

 

というのは屁理屈というものかもしれませんね。

 

まぁ、先生の言う「山登り」ってのは、結構ざっくりした例えなんでしょう。

 

それにこの例えは「研究とは何ぞや」の答えではなく、言うなれば

「研究をしているときに実感する研究の大変さ」を分かりやすく例えているに過ぎないと思います。

 

研究の意義とか社会貢献的側面は表現されていないと思いますしおすし。

(山登りが無意義とか社会的貢献ゼロとか言っているわけではないですよ。) 

 

 

しかし、実際に私が学部4年の研究をしていて感じたのは

「たしかに長い間研究をしていたら山登りに例えたくなるような状況に至るんだろうな」ということです。

 

そして今修士1年となって修士課程(博士課程前期)に行う研究の計画を立て終えたところでも、

「今行っている研究は本当に山登りか?」

と、考えることたまにあります。

 

「なんだか研究を進めたいのに抵抗がある」と感じるときは確かにあるのです。

 

例えば、実験をしながら、今やっている実験の意味を考えるとき。

実験を繰り返して一つ一つデータを積み上げるとき。

実験結果をまとめ、考察をするとき。

 

ただ、なんだか山登りのようで、やはりそうではない感が否めないのです。

 

何で違和感があるのかというと、私たち学生の研究は

「一人でちょっと進めたくらいでは後世に残らないような気がするから」だと思います。

 

つまり、山登りに例えられる研究は、今日登ったら、次の日また同じ位置から登りなおすことができるように、1年研究を進めて得た事実からまた2年、3年と研究を進められるもの。

 

先生のように5年、10年同じ分野で研究する立場の方の研究ならそうかもしれません。

 

しかし、学生が同じ分野に取り組め期間は、学部卒となる学部4年生の研究は1年。

私が目論んでいる、修士卒で長くて3年。

博士卒(博士課程後期)は最長6年間同じテーマを扱えますが同じ分野だけで、博士をとる学生はほとんどいないと思います。

 

たったそれだけの期間で、山に登るように、「地に足付けてゆっくりと歩みを進めることが(許される)研究」を、どれだけの数の学生ができていますかね。

 

 

それに、学生の中で将来研究に携わる(と自覚している)人はそう多くはないでしょう。

 

その様な学生にとって学生の頃の研究というのはいわば、「勉強の集大成」という認識が強いのかもしれません。

 

つまりはこれで終わり、「勉強を終えるための研究である。」と。

 

勉強の延長としての研究に着手している学生にとって、研究は決して山登りではありません。

 

それは

「学術という海の中でもがき、沈まずになんとか卒業という無人島にたどり着く過程」だと思います。

 

そして、卒業という無人島にたどり着いてから、無事就職できれば企業という船に乗り新たな陸地を目指す。

 

大学の先生は、若いころに大学という船に乗って陸地に着き、大きな山を見つけてものすごい勢いで駆け上がった方々なのかなと。

 

 

まとめというか結果として、

「研究をする大学生から「研究は山登りだ」とおっしゃる先生までの例え」

を考えてみました。

 

”研究”を始めたばっかりの学生にとっての研究⇒学術の海でもがく、流される    

                   ⇓

      研究に慣れた学生にとって(以下r)⇒学術の海で泳げる 

                   ⇓

      研究力で職を得たばかりの方⇒無人島を経て研究機関の船上生活

                   ⇓

   ある研究分野を専門とできる方⇒登るべき山のある陸地に着き、登る

                   ⇓

研究者として研究機関で地位を得た方⇒頂上を見て、研究は山登りであることを悟る

 

 

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以上で、研究は山登りに例えられるけども、多くの学生にとっては、そうじゃないと考えた話を終わります。

 

 

書いていて思いましたが、学生の中にも勝手に学術の海を渡り、山を見つけて上りだしている人はいるかもしれません。

要は時間的スパンは人それぞれということですかね。

 

 

 

あとがき

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コジ

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